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話題TOPIC — 2026.10.22 16:46

声とゲーム音の差を測って「-3dB」と教える無料アプリ「Otoawase」 OBSのフェーダーにそのまま反映

配信の声とゲーム音を測り、どちらをどれだけ上げ下げすればいいかを表示するWindowsアプリ「Otoawase」が10月14日に公開された。無料で、ボタン1つでOBSに反映できる。

文・V/WIRE編集部 更新 2026.10.22 16:46 読了 約3分 XLINE
声とゲーム音の差を測って「-3dB」と教える無料アプリ「Otoawase」 OBSのフェーダーにそのまま反映

「ゲーム音が大きいです。-3dB」。OBS Studio用のWindowsアプリ「Otoawase」は、配信の声とゲーム音を測って、どちらをどれだけ上げ下げすればいいかを数字で教えてくれる。冒頭の一文は、公式サイトに載っている表示の例だ。ボタンを押せば、その量だけOBSのフェーダーが動く。10月14日に公開され、無料で使える。

ゲーム配信の音量は、ヘッドホンで聞いて合わせると、その日の耳やヘッドホンの音量で変わってしまう。そこを数字で教えてくれるのはありがたい。

01目安は配信内容で変わる、音ゲーは4dB、BGM付きの雑談は12dB

Otoawaseは、音の大きさを「ラウドネス」で測る。人が聞いたときの大きさに近くなるように決められた方法で、テレビ放送の音量管理にも使われている。公式サイトによると、目標は3つある。

  • 全体の音量を −16〜−14 LUFS にする(YouTube向けの目安とされる −14 LUFS に近い大きさ)
  • ゲーム音を声より小さくする
  • いちばん大きな瞬間の音を −1dBTP 以下に抑え、音割れを防ぐ

ゲーム音を声よりどれだけ小さくするかは、配信内容で選ぶ。アクションゲームなら声より8dB、フルボイスのゲームなら5dB、音ゲーなら4dB、BGM付きの雑談なら12dB小さくする。音ゲーとBGM付きの雑談で差が3倍も違うのは意外だった。声との差は、「少し上げる」「少し下げる」で2dBだけ動かすこともできる。

02ゲームごとに保存でき、マイクの状態も見られる

使うときは、OBSを起動してからOtoawaseを開き、マイクとゲーム音のソース、配信内容を選ぶ。「調整開始」を押して、いつも通りゲームをしながら喋る。指示が出たら「OBS に適用」を押し、「すべて OK です」と出るまで繰り返す。最後に、ゲームの名前を付けて保存する。

保存した設定を次の配信で選ぶと同じ音量に戻り、その後1分間、保存したときとずれていないかを確かめる。「マイクの品質」の一覧もある。ノイズや音割れ、こもり、歯擦音など7つの項目を目安と今の値で表示し、OBSのフィルタでの直し方も読める。OBSでのノイズ対策は、V/WIREのガイドでも扱っている。

03Windows専用、インストール時の警告に注意

Windows 10/11(64ビット)で動き、OBS Studioは31以降が必要。Macでは使えない。計測とOBSの操作には「Mixer Bridge」というOBS用のプラグインを使い、インストーラーに同梱されている。

インストーラーにはコード署名がないため、初めて実行するときにWindowsのSmartScreenが警告を出すことがある。公式サイトでは、「詳細情報」を押してファイル名を確かめてから「実行」を押す手順を案内している。公式サイトによると、音声は外部に送らず、計測と判定はすべてPCの中で行う。OBSの設定を変えるのは「OBS に適用」を押したときと、保存した設定を選んだときだけだという。

視聴者の側で声とゲーム音のバランスを調整できるChrome拡張「Stream Audio Tuner」も、同じ開発者が出している。不具合や要望は、開発者のX(@HolyGrail)かメールで受け付けている。ダウンロードはOtoawaseの公式サイトから。

編集部のひとこと

声とゲーム音のどちらをどれだけ動かすかが数字で出るのは、自分の耳に自信がない人ほど助かると思う。アーカイブを聞き返して、声がゲーム音に埋もれていたと気づいたことがある人には、刺さる道具だ。

V/WIRE編集部

VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針

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