2年前、同じ雑誌の発行元が始めた3Dライブの応援企画では、お金はファンが出していた。クラウドファンディングで支援を募り、集まった資金で3Dライブを作る仕組みだった。10月28日に募集が始まった新しい企画では、その費用を発行元が持つ。
VTuber情報誌『月刊VTuberスタイル』を刊行する株式会社アプリスタイル(東京都千代田区)は10月28日、「3Dライブサポートプロジェクト」の参加者の募集を始めた。応募したVTuberの中から同誌が最大3人を選び、3Dライブの制作から実施までの費用を同社が負担する。募集は11月30日23時59分まで。
013Dモデルの制作から記念グッズまで
発表によると、支援は次の6つだ。
- 3Dモデルの制作
- 歌のオフボーカル音源の制作と、ボーカル収録のエディット・ミックス
- Unreal Engine か Unity を使ったライブ映像の制作
- 提携する収録スタジオでのモーション収録
- 『月刊VTuberスタイル』本誌の特別記事などで、ライブまでの告知
- Tシャツやマフラータオルなどの記念グッズと、記念ビジュアルブックの制作
モーション収録の経験がなくても、スタジオと組んでイチから支えるという。映像は、VTuberのライブで広く使われる Unity と、より凝った見た目にできる Unreal Engine から、企画に合わせて選ぶ。
参加には条件がある。ライブは全編が事前収録で、基本は5曲とMCパートの構成。歌の音源、3D映像、完成した映像の直し(リテイク)は、それぞれ原則2回までだ。未成年の人は保護者の承諾が要る。応募は、応募ガイドで規約を確かめてから、応募フォームで行う。
022024年はクラウドファンディングで4人を支援
アプリスタイルは2024年5月、クラウドファンディングの「うぶごえ」と組んだ「FUN!FUN!FUN! -MUSIC LIVE-」を始めた。8月に発表した結果では、応募48人の中から藤音カナデさん、猫愛みとじさん、Nanoha。さん、ほのかかのんさんの4人が選ばれ、それぞれがクラウドファンディングで支援を募った。集まった資金で制作からお返し品の発送、ライブの実施までを支える形だった。
同誌は、10月8日には主催するライブ企画「Vスタライブ」の第3弾として、個人勢の天羽音みらんさんのワンマンライブをYouTubeで公開している(V/WIRE の記事)。今回の発表では、2021年の創刊以来「自分もVTuberとして3Dライブを開催したい」という声を聞く機会が増えた一方、費用のハードルはまだ高いと説明している。
編集部のひとこと
2024年は、ライブの資金をファンと一緒に集めるところから始まった。今回はその心配がないぶん、応募する人は5曲で何を歌うかから考えられる。誰が選ばれるのか、発表を待ちたい。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
