放課後、ブラウン管のテレビの前でRPGを遊んでいた2人の子どもが、いつか一緒に物語のある冒険を作ろうと約束した。カナダ・トロントのゲーム会社Riyo Gamesは、プレスキットで自分たちの始まりをそう紹介している。
その会社が初めて作るゲーム『スレッド・オブ・タイム』が、任天堂が10月28日に配信した「Indie World 2026.10.28」で、Nintendo Switch 2とNintendo Switch向けに発表された。過去・現在・未来を行き来するターン制のRPGで、配信開始は2027年夏の予定。ダウンロードソフトとして出る。
動画:任天堂公式YouTubeチャンネル(『スレッド・オブ・タイム』の紹介映像)
01恐竜の古代から機械文明の未来まで
任天堂の紹介によると、舞台は恐竜と人間が共存する古代、空賊が空を駆ける中世、機械文明が発達した遠い未来だ。時代を超えて出会う仲間とともに「時の騎士団」の復活を目指し、歴史に隠された秘密と、時空を揺るがす陰謀に迫る物語になる。
Steamのストアページによると、プレイヤーはさまざまな時代のヒーローを集めてパーティーを組む。公式サイトでは、その一部が紹介されている。1000年の世界に住む、自分の生まれを知らない若い剣士Rye。紀元前1200万年で恐竜と人間の共存を願う獣医Bo。2400年の未来で、人の姿をとって弱い者のために戦う狐の忍者Rin。恐竜の獣医と狐の忍者が同じパーティーにいる旅。この顔ぶれを読んだだけで、少しわくわくした。
02『クロノ・トリガー』と『ファイナルファンタジー』に着想
Riyo Gamesは本作を、『クロノ・トリガー』と『ファイナルファンタジー』に着想を得たJRPGだと公式サイトで説明している。戦闘では、時間を操って敵の守りを崩し、仲間との連携技を重ねていく。グラフィックはUnreal Engine 5で作る2.5Dのピクセルアートで、キャラクターは2Dで描かれる。
中世の舞台は1000年。『クロノ・トリガー』を遊んだ人には、見覚えのある数字だろう。
プレスキットによると、開発チームには『ショベルナイト』『フォートナイト』『DELTARUNE』『トゥームレイダー』などに携わった人が集まっている。『ゼノブレイド』や『聖剣伝説』シリーズに関わった日本の開発者・作曲家の協力も得ているというが、名前は明かしていない(10月29日時点)。
03SteamとXboxでも2027年夏
公式サイトでは、Switch 2のほか、Steam(PC)とXbox Series X|Sでも2027年夏に出すとしている。販売はBalor Games。Steamのストアページによると、日本語は表示と字幕に対応し、音声が収録されているのは英語とフランス語だ(10月29日時点)。
実況配信や収益化についての公式のガイドラインは、10月29日時点で確認できなかった。
同じ「Indie World」では、すでに発売中の『PEAK』や、2027年に出る『R.E.P.O.(レポ)』『スーパー・バトル・ゴルフ』のSwitch 2版も紹介された。番組の概要は10月28日の記事にある。
編集部のひとこと
Riyo Gamesのサイトには「A TIME TRAVELING JRPG 10 MILLION YEARS IN THE MAKING」(1000万年かけて作ったタイムトラベルJRPG)というコピーが載っている。紀元前1200万年から始まる物語らしい大げさな言い方に、少し笑った。子どものころの約束から始まった会社の最初の1本が、2027年夏にどう届くのかを待ちたい。
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