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アプリ・ツールGUIDE — 2026.11.01 11:41

VDO.Ninjaとは|遠隔ゲストの映像をOBSに取り込む無料ツール、コラボ配信での手順と注意点

ブラウザで動く無料ツール「VDO.Ninja」は、遠隔ゲストやスマホの映像をOBSに取り込める。ルームの作り方、人数の目安、ディレクターの権限を公式で確かめた。

文・V/WIRE編集部 更新 2026.11.01 11:41 読了 約5分 XLINE
VDO.Ninjaとは|遠隔ゲストの映像をOBSに取り込む無料ツール、コラボ配信での手順と注意点

コラボ配信で、相手の顔や画面を自分の配信画面に入れたい。スマートフォンのカメラを、配信用のカメラとして使いたい。そんな場面で使えるのが、ブラウザで動く無料ツールのVDO.Ninja(ヴィー・ディー・オー・ニンジャ)です。公式サイトは、スマートフォン、パソコン、友人からのライブ映像を、OBS Studioなどの配信ソフトに直接取り込めると案内しています。ダウンロードもサインインも要りません。

この記事のポイント

  • ブラウザで公式サイトを開くだけ。無料で、ダウンロードもサインインも不要
  • ゲストごとの招待リンクで、ルームを作れる。ゲストの映像はOBSに1人ずつ取り込める
  • 見る人が増えるほどCPUの負荷が上がる。人数の目安は公式が示している
  • 利用規約の本文は確認できなかったので、配信や収益化での使い方は公式で確かめたい

01ブラウザを開くだけで、映像が配信画面に入る

  • ブラウザで公式サイトを開くだけで、カメラや画面を送れる。
  • ゲストごとの招待リンクで、複数人のルームを作れる。
  • ディレクター(ルームの管理者)の画面から、ゲストの映像を1人ずつリンクとして取り出し、OBSに追加できる。
  • スマートフォンを、ワイヤレスのWebカメラとして使える。
  • 背景ぼかしやグリーンスクリーンなどの映像エフェクトを選べる。

映像と音声は、多くの場合、端末どうしが直接送り合います(P2Pと呼ばれる方式)。公式は、この方式をプライバシーに配慮した、超低遅延の技術と説明しています。ゲストの設定には、サーバー経由で再送信する「Stream via server」もあります。

02作っている人と、名前のこと

VDO.Ninjaは、GitHubでSteve Seguinさんが公開しているオープンソースのツールで、ライセンスはAGPL-3.0です。READMEには、ソフトも、公式が運営するサービスも、サポートも無料と書かれています。一方、ソフトのライセンスと、公式のサービスを使える権利は別のものだと、LICENCE.mdは説明しています。

以前の名前はOBS.Ninjaでした。READMEは、VDO.Ninjaに名前を変えたことを伝え、そのほかは変わらないとしています。公式ドキュメントによると、名前は「ヴィー・ディー・オー」と読み、「oh, video!」とかけた言い回しも添えられています。作った理由は、公式のページには書かれていません。

公式サイトの更新は、本番で予期しない変更が出ないよう、頻度を抑えているとREADMEは説明しています。新しい機能を試したい人向けには、夜間更新の版が vdo.ninja/alpha で出されています。

03はじめの一歩

自分のカメラをOBSに入れる

公式ドキュメントの基本の手順は次のとおりです。

  • ブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)でvdo.ninjaを開き、「Add your camera to OBS」を選ぶ。
  • カメラとマイクを選ぶと、画面に映像が出る。
  • 「Start」を押すと、画面の上に視聴用のリンクが出る。
  • そのリンクをOBSのブラウザソースに設定するか、見てもらう相手に送る。

ゲストを招いてOBSに入れる

  • ルーム名を決める。パスワードを付けると、同じルーム名が使われていても別のルームになる。
  • ゲストにはそれぞれ専用のリンクがあり、そこから参加してもらう。
  • ディレクターの画面で、取り込みたいゲストの映像の下にある「SOLO LINK」をコピーする。
  • OBSに追加する。Windowsでは、リンクをOBSへドラッグ&ドロップできる。

ディレクターが自分も出演したいときは、ルームを作るときに「Director will also be a performer」をオンにします。ゲストが入るたびに手動で承認したいときは、ディレクター用のURLに「&requireapproval」を付けます。ソロリンクの音量とミュートは、ディレクターのルーム画面でだけ調整できます。

スマートフォンのカメラを使う

  • スマートフォンで「vdo.ninja/?push」を開き、カメラの送信を始める。
  • パソコン側でVDO.Ninjaの視聴用リンクを作り、OBSのシーンにブラウザソースとして追加する。
  • 音声も使うときは、ブラウザソースの設定で「OBSで音声を制御」のオプションを有効にする。

04人数の目安と、パソコンへの負荷

VDO.Ninjaは、見る人が1人増えるたびに、映像のエンコードが新しく増えます。エンコードは主にCPUで行われるため、公式ドキュメントは、CPU使用率に注意するよう案内しています。人数の目安は、公式のFAQとルームの説明で次のように示されています。

人数公式の案内
約7人を超えるときゲストどうしの映像共有を無効にすると、性能が上がる
約30人目安の上限。CPUや回線の条件で変わる
約40人を超えるときGoogle Meetなどの通常のサービスを使い、VDO.Ninjaの招待リンクを個別に送る方法が勧められている

05料金と、使っていい範囲

2026年11月1日時点で、VDO.Ninjaは無料です。公式サイトは「100% free」とうたい、個人データの収集もないと案内しています。利用規約とプライバシーポリシーは公式サイトにリンクがありますが、本文は確認できませんでした。配信や収益化での使い方は、公式のTerms of Serviceで確かめてください。

06つまずきやすいところ

  • OBSの中で映像がつながらないとき、公式ドキュメントは次を試すよう案内しています。古いリンクを消して取得し直す。ブラウザソースの「Shutdown source when not visible」と「Refresh browser when scene becomes active」の両方をオフにする(公式ドキュメントの表記)。OBSのブラウザソースのハードウェアアクセラレーションを無効にする。ファイアウォールでOBSを許可する。
  • ディレクターと、認証された遠隔の操作者は、ページを開いているあいだ、ゲストのカメラ、マイク、映像エフェクトを変えられます。公式は、信頼できる相手だけを招くよう案内しています。
  • ゲストの画面では、映像の画質が低く見えます。OBS側の回線とCPUを確保するための仕様で、「&totalroombitrate」を付けると、ルーム全体のビットレートを上げられます。
  • ゲストにはヘッドホンの着用が勧められています。エコーを防ぐためです。公式トップページは、有線接続も勧めています。
  • iOSの古い版とSafariでは、音声の問題が起きやすいとされています。Chromeなど、Chromium系のブラウザが勧められています。
  • 録画機能とメディアファイルの配信は、実験的な機能と明記されています。

07こんな人に

コラボ相手の映像を、アプリを入れてもらわずに自分のOBSへ入れたい人、スマートフォンのカメラを配信用に使いたい人に向きます。ゲストへの案内は、リンクを送るだけで済みます。コラボ向けのツールは、ツール名鑑の「コラボ・通話」で探せます。OBSのブラウザソースの更新は、OBS Studio 33.0.0の記事で紹介しています。

編集部のひとこと

私はVDO.Ninjaを動かしていないので、実際の画質や遅延は書けません。それでも、ゲストにアプリを入れてもらう手間がなく、リンクを送るだけで済むのは、初めてコラボ配信を企画する人には心強い仕組みです。ディレクターがゲストのカメラとマイクを変えられることは、うっかり見落としやすいので、招待する相手は選んでください。

TOOLSこの記事に出てくるツール

  1. OBS Studio配信ソフト Windows・Mac・Linux動画の録画とライブ配信のための、無料でオープンソースのソフトです。Windows、Mac、Linux で使えます。無料日本語無料
  2. VDO.Ninja配信ソフト Webスマートフォンやパソコン、遠隔のゲストの映像をOBSなどの配信ソフトに取り込める、ブラウザで動く無料のツールです。ダウンロードもサインインも要りません。NEW無料無料
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V/WIRE編集部

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