「VTuber事務所の契約書を全部見せます。」。VTuber事務所シーガルが2025年5月、公式YouTubeチャンネルに上げた動画の題名だ。説明欄には、契約書の全文へのリンクも置いてある。収支の報告も毎月動画にしていて、10月6日には9月分を公開した。所属を考える人にとって、契約の中身を応募の前に読めるのはありがたいはずだ。
そのシーガルが、第6回の所属オーディションを10月19日(月)23時59分まで開いている。対象は、Live2Dを持ち、個人勢VTuberとしてすでに活動している人。いまの活動を続けたまま、事務所に入る形だ。
前回の第5回には246人が応募し、合格したのは9人だった。応募フォームには、合格倍率3.6%とある。今回は採用を5人以下とする目安を示している。
VTuber事務所シーガル
— シェイク君【VTuber事務所シーガル公式】 (@Seagull_Shake) 2026年9月27日
第6回所属オーディション開催中!
✅転生不要で企業勢に!
✅収益は100%本人!
✅熱量の高い仲間と活動できる!
✅オープンでNGのない事務所!
✅今の活動方針を守ったまま活動できる!
✅社長はかもめ!
引用:シェイク君【VTuber事務所シーガル公式】(@Seagull_Shake)のポスト
01応募できるのは20歳以上、日本に住む個人勢VTuber
募集ページと応募フォームに書かれた応募の条件は次のとおり。
- 20歳以上で、日本に住んでいる(国籍と性別は問わない)
- いまVTuberとして活動している
- 夢や目標がある
- 継続して活動できる
- 芸能事務所やレーベルなどに所属していない(所属中の人は、合格後に自分の責任で契約を終えると保証できればよい)
- 選考の中で、事務所の定める規定に同意できる
配信者としての大きな実績や経験がある人、活動に生かせる特技がある人は歓迎するとしているが、当てはまらなくても応募できる。
02収益は本人に100%、イラストなどの権利も本人に
募集ページによると、配信の収益に加えて、個人のグッズストアやファンサイトの収益も100%本人のものになる。契約内容には「イラスト・モデルの権利はご本人帰属」とあり、所属後も退所後も活動は制限されない。案件の収益は、事務所と本人で半分ずつ分ける。
冒頭の動画は次のとおり。契約書の全文は、動画の説明欄からたどれる。
動画:「VTuber事務所の契約書を全部見せます。」(VTuber事務所シーガル)
03書類審査のあと、数回の面談で合否が決まる
選考は書類審査から始まり、数回の面談と最終面談を経て合否が決まる。書類審査の結果は、通過した人にだけ連絡がある。応募や審査そのものの費用はかからないが、審査の途中でかかる費用は応募する人の負担になる。過去に応募したことがある人も、何度でも応募できる。
オーディションページで「代表&広報&マスコットキャラクター」と紹介されているシェイク君も、面接官として登場する。事務所を運営する株式会社シーガルは、2019年11月に設立された東京・渋谷のデジタル広告代理店で、2023年1月にVTuber事務所を立ち上げた。公式サイトに載っている所属タレントは11人。
応募は、シーガルのオーディションページにある応募フォームから。応募の前に、@seagull-inc.netからのメールを受け取れるよう設定しておくよう呼びかけている。
編集部のひとこと
合格倍率3.6%という厳しい数字まで、応募の前に自分たちで見せている。契約書を動画で全部見せたのと同じやり方で、好感を持った。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針