「癒し系Vtuberの悲鳴」。桜田ちかさんは、和風ホラーゲーム『ウツロマユ – Hollow Cocoon -』を遊んだ1回目の配信に、そんな題を付けた。V/WIREの集計では、10月28日午前3時ごろまでの7日間に、このゲームを配信した VTuber は4人。先週は0人だった。題に「ホラゲー???ほんと???」と書いて始めた人もいて、少し笑ってしまった。
もう1つの兆しは、1995年のスーパーファミコンのゲーム『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』だ。いま広がっているものでは、『マビノギモバイル』を配信した人が先週の4人から16人に、「デビットビット」を歌ってみた人が0人から6人になった。
01流行の兆し
ウツロマユ – Hollow Cocoon - 先週0人→4人
NAYUTA STUDIOが作った、1980年代の日本を舞台にした一人称視点のホラーアドベンチャーだ。プレイヤーは、祖母が危篤との知らせを受けて母の故郷の山村を十数年ぶりに訪れた大学生になり、化け物から身を隠しながら村を探り、謎を解いていく。Steam版は2023年12月7日の発売で、日本語はフル音声に対応する。エンディングは4種類、難易度は3段階から選べる。Nintendo Switch版はレジスタから2024年7月25日に出ている(CERO「C」15歳以上対象)。
Steamの価格は、10月28日時点で50%引きの740円(通常1,480円)。
やっているのは、「第1回」と題した桜田ちかさん、「雰囲気が怖すぎる和風ホラー」と書いて前編を配信した世楽ライラさん、「ホラゲー???ほんと???」の鈴ノ時みぃさんらだ。
配信のルールは、Steamのストアページに「動画投稿&生配信ガイドライン」として書かれている。動画や配信の題名にゲームの名前を入れ、概要欄にストアページのURLを載せる。収益化できるのは、YouTubeなど動画共有サイトのクリエイター向け機能(広告収入や投げ銭)を使う場合だけ。プレイ映像を編集せずにそのまま投稿するのは認められていない。Switch版については、レジスタが製品ページで、ゲーム実況と配信に「制限は御座いません」としたうえで、公序良俗や配信媒体の規約などに反しないよう求めている。
スーパーマリオ ヨッシーアイランド 先週0人→3人
1995年8月5日にスーパーファミコンで発売された任天堂のアクションゲーム。赤ちゃんを背負ったヨッシーたちが、さらわれた双子のもう1人を助けに冒険する。任天堂の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の紹介ページには、「絵本のような温かみのある、手描き風グラフィックにも注目です」とある。
上向井えむさんは配信の題に「ばぶちゃんかあいいねえ」と書いた。雫れいんさんは縦型の配信でステージ2に挑んだ。「昔懐かしいレトロゲームで遊ぶ!」と題した配信もあった。
任天堂のガイドラインでは、個人は営利を目的としない場合に任天堂のゲームの映像を配信・投稿でき、任天堂が指定するシステムを使えば収益化もできる。
02いま広がっているもの
マビノギモバイル 先週4人→16人
ネクソンのゲームだ。配信の題には「初心者Vと一緒にマビノギはじめよう」と書く人も、「行くか…懐かしのエリンに…」と書く人もいる。
10月7日に定められた著作物利用ガイドラインでは、日本国内の個人がYouTube、X、TikTok、Twitchなど誰でも無料で見られる場所に動画や配信を上げる場合、広告収入などで収益化できる。ゲームがコラボした他の作品のキャラクターや音楽を含むものは認められていない。
歌ってみた「デビットビット」 先週0人→6人
アボガド6さんが作詞・作曲・映像を手がけ、8月29日に公開した曲で、歌は歌声の音源「カロガド」が担当している。本家の動画は、10月28日時点で750万回再生を超えている。歌ってみたは、夕霧レイさん(ミリプロ)のようにフルで出す人もいれば、ショート動画で出す人もいる。V/WIREでは、歌凪れいさんの歌ショートを取り上げた記事でもこの曲に触れた。
03数え方
人数はV/WIRE調べ。V/WIREが測っているVTuber(10月28日時点で4,153人)の配信・動画の題名から数えた。「この7日」は10月28日午前3時ごろまでの7日間で、「先週」はその前の7日間。ほかの兆しや数字は、V/WIREのトレンドのページで見られる。
編集部のひとこと
80年代の山村のホラーと、1995年のヨッシーが、同じ週のトレンドに入った。どちらも発売から時間のたったゲームだ。「ほんと???」と題に書いて始めた配信が、何回目で本当に怖くなったのか、アーカイブで確かめたくなった。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
