「実は私自身もその一人です」。高いフルトラッキングの機材を買ったのに、使う日がだんだん減っていく――。VRChatでよく聞くそんな話について、東京・墨田区で縫製工場を持つアパレル会社、オフィスホドタはクラウドファンディングのページでこう打ち明けている。使わなくなる理由に挙げたのは、取り付けの手間、長時間の締め付け、トラッカーのずり落ちの3つ。どれもフルトラを持っている人なら覚えがありそうで、正直に書いてあることに好感を持った。
そこで同社が作ったのが、トラッカーを服そのものに固定できるルームウェア「フクトラ」だ。CAMPFIREで11月16日(月)20時から12月27日(日)まで、先行販売として支援を募る。目標金額は20万円。
動画:フクトラの比較動画(hodota office)
01締め具合は3通り、そのまま寝られる部屋着にも
フクトラは、服の各所に縫い付けたベルトループにトラッカーを留める。体に直接ベルトを巻かずに済み、服の「面」で支えるのでずり落ちにくいという。
ベルトの締め具合は変えられる。しっかり締めればダンスやアクティビティにも追従し、適度に締めれば普段のVRライフ向けになる。完全に緩めると、ふつうのルームウェアとして着られる。ゴーグルを着けたまま眠る「VR睡眠(V睡)」でも背中のベルトが邪魔にならないよう、背面はベルトを生地で覆う作りにした。
トラッカーは胸、腰、両ひじ、両もも、両すね、両足首の10か所に、最大8点まで付けられる。専用のベルトと装着バンドは8組付いてくる。トラッカーだけを外せば、服はそのまま洗濯できる(洗濯ネットを使う)。毎日着る部屋着なら、洗えるのはありがたい。
ゴーグルを着けたまま手探りでコントローラーやスマホをしまえる、大きなカンガルーポケットも付けた。
02一般販売予定は3万3,000円、早割は1万9,800円から
リターンの価格は次のとおり(11月2日時点のプロジェクトページによる)。お届けは2027年2月ごろの予定で、目標金額に達しなくてもリターンが届くAll-in方式だ。
| リターン | 価格 | 数量 |
|---|---|---|
| 超超早割(40%オフ) | 19,800円 | 10着限定 |
| 超早割(30%オフ) | 23,100円 | 30着限定 |
| 早割(20%オフ) | 26,400円 | 50着限定 |
| クラファン割(10%オフ) | 29,700円 | — |
| 2着セット(30%オフ) | 46,200円 | — |
| ゴーグルクロスで応援 | 3,500円 | — |
サイズはS(レディースフリー)、メンズM-L、メンズXLの3つで、色は黒。装着バンドの幅は、手持ちのトラッカーに合わせて25mmと30mmから選ぶ。
03トラッカーは付属しない、ネジ留め式は非対応
フクトラは手持ちのトラッカーを取り付けるための服で、トラッカー本体やVRゴーグルは付いてこない。対応するのは、25〜30mm幅のバンドが通るベルトループがあるトラッカーだ。比較動画では、Shiftallの「HaritoraX 2 Pro」を使っている。
VIVEトラッカー3.0のようなネジで留めるタイプと、mocopiやPICOのモーショントラッカーのように専用のマウントが要るものは、今のところ対応していない。ネジ留め式は、要望が多ければ専用のアタッチメントの開発も検討するという。トラッカーそのものの違いは、V/WIREのフルトラ機材の選び方で紹介している。
オフィスホドタは1995年設立のアパレルの会社で、国内の自社工場で製造やOEMを請け負ってきた。フクトラも自社工場で一から作り、生地には伸びすぎず硬すぎないストレッチ素材を選んだという。開発はすでに終わっていて、募集が終わったらすぐ生産に入る予定だ。
編集部のひとこと
バンドを巻くのが面倒で、トラッカーが箱に戻ったままの人は少なくないと思う。部屋着として着ているうちにフルトラの準備まで終わっているなら、使う日も自然と増えそうだ。ネジ留め式のアタッチメントが出るかどうかは、VIVEトラッカーを使う人には気になるところだ。
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