『遊戯王 マスターデュエル』の配信と動画投稿は、日本国内に住む個人なら、KONAMIの動画投稿ガイドラインを守れば、個別の連絡なしにできます(2026年11月7日時点)。YouTubeなど投稿先のシステムを用いた収益化は、ガイドラインの解釈に限り、営利目的とはみなされません。法人その他の団体に所属する人は、利用申込みフォームから連絡する必要があります。
この記事のポイント
- ガイドラインは『マスターデュエル』だけでなく、遊戯王カードゲーム全般が対象で、2026年7月1日に改訂されました。
- 個人向けの決まりです。日本国内に住む個人は連絡不要、法人や団体に所属する人は利用申込みフォームから連絡します。事務所所属がこれに当たるかは書かれていません。
- 投稿先のシステムを用いた収益化は営利目的とみなされませんが、企業や商品の宣伝広告に使うことは禁止です。
- BGMやキャラクター画像など、ゲームの一部だけを抜き出して使うことはできません。
01配信・動画投稿してよいか
KONAMIの「遊戯王カードゲーム 動画投稿ガイドライン」には、「本ガイドラインに従って本ゲームのプレー動画等を投稿する場合には、当社への個別の連絡は不要です」と書かれています。対象になる人は、日本国内に居住する個人です。
このガイドラインでいう「本ゲーム」は、『マスターデュエル』のほか、『デュエルリンクス』『遊戯王OCGデュエルモンスターズ』『ラッシュデュエル』など、遊戯王カードゲーム全般です。プレー動画等には、ゲームのプレー画面とスクリーンショットだけでなく、カードの実物を撮った開封動画やコレクション紹介動画も入っています。
投稿できるサイトは、YouTube、Twitch、ニコニコ動画/ニコニコ生放送、TwitCasting、Mirrativ、SHOWROOM、17LIVE、TikTok、Instagram、Facebook、Threads、Discord、Xです。「OPENREC.tv」は、「mellow-fan」へのリニューアルに伴う無料配信機能の提供終了を理由に、2026年7月1日の改訂で対象から外れました。
02収益化はできるか
禁止事項の1つ目に「営利目的での投稿」があります。ただし、そのあとに「投稿した動画配信サイト上のシステムを用いた収益化については、本ガイドラインの解釈に限り、営利目的とはみなしません」という但し書きがあります。YouTubeなど、投稿先の動画配信サイト上のシステムを用いた収益化は、この但し書きの対象として読めます。
広告、Super Chat、メンバーシップといった方式ごとの記載は、ガイドラインにはありません(2026年11月7日時点)。ガイドラインには「当社では、本ガイドラインの解釈に関するお問い合わせには回答しておりません」とあります。個別の疑問をKONAMIに問い合わせても、答えは得られない前提で考える必要があります。
収益化とは別に、「他の商品・サービスや企業等の宣伝広告に使用すること」は禁止されています。企業案件の配信にこのゲームのプレー画面を使う場合は、このルールに当たる可能性があるため注意が必要です。
03事務所・法人に所属している場合
ガイドラインは「個人のお客様」が対象です。法人その他の団体に所属する人がプレー動画等の投稿を希望するときは、利用申込みフォームから連絡するよう書かれています。事務所に所属するVTuberがこれに当たるかは、ガイドラインに書かれていません。事務所に所属している場合は、事務所に確認するのが確実です。
連絡したあとの返答の期限や日数は、ガイドラインに書かれていません(2026年11月7日時点)。フォームはこちらです。
04ガイドラインの条件と禁止事項
| 項目 | 公式の書き方(要約) |
|---|---|
| 対象 | 日本国内に居住する個人。法人・団体所属は申込みが必要 |
| 投稿先 | YouTube、Twitch、ニコニコ、TwitCasting、Mirrativ、SHOWROOM、17LIVE、TikTok、Instagram、Facebook、Threads、Discord、X |
| 撮影する版 | デジタル商品は、ソフトウェアを最新バージョンに更新してから撮影する |
| 実況・編集 | 編集・加工や、顔や声と組み合わせた実況はできる。BGMやキャラクター画像など一部だけを抜き出さない。内容の把握を妨げる過度な編集はしない |
| 収益化 | 投稿先のシステムを用いた収益化は営利目的とみなさない。それ以外の営利目的の投稿は禁止 |
| 宣伝広告 | 他の商品・サービスや企業などの宣伝広告への使用は禁止 |
| 未公表の要素 | 改造や解析の結果など、KONAMIが公表していない要素を含む投稿は禁止 |
| 転載 | 自分以外の第三者が作った動画やスクリーンショットの無許諾の転載は禁止 |
| 提携の誤認 | KONAMIとの委託や提携がないのに、あるかのように見せることは禁止 |
| 削除 | KONAMIから要請があったら、投稿したプレー動画等を速やかに削除する |
出典:KONAMI「遊戯王カードゲーム 動画投稿ガイドライン」(2026年7月1日改訂、2026年11月7日確認)。
05BGM・未公表の要素・サムネイル・YouTubeの申し立て
BGMやキャラクター画像だけを切り出す
ガイドラインは、BGMやキャラクターの画像など、本ゲームに含まれる一部の要素だけを抜き出すことを禁じています。BGMだけを流す動画や、キャラクター画像だけを並べた動画は、この禁止に当たると考えられます。
YouTubeで「著作権の申し立て」の通知が来たとき
JASRAC管理楽曲を含む動画をYouTubeに投稿すると、投稿者に「著作権の申し立て」のお知らせが届くことがあります。ガイドラインは、これを「著作権の侵害を主張するものではありません」と説明し、動画を削除する必要はないとしています。
未公表の要素
改造や解析で得た、KONAMIが公表していない要素を含む投稿は禁止です。
サムネイルにロゴを使う
ガイドラインでは、プレー動画等に付けるサムネイルに、本ゲームのスクリーンショットと一緒にKONAMIが指定する画像(ロゴ)を使えます。ロゴを使うときは、縦横比を変えず、ロゴ全体が映るように置くことが求められています。見切れるようなレイアウトは避けてください。
06V/WIRE調べ:このゲームを配信しているVTuber
V/WIRE調べでは、『マスターデュエル』を配信・動画にしたVTuberは52人でした(2026年11月7日時点)。内訳は個人勢46人、企業勢6人で、個人勢が大半です。直近7日では33人で、その前の7日の29人から増えています。
ゲームのページ(V/WIREのゲーム名鑑)には、配信ガイドラインの判定をまとめています。ほかのゲームとの比較はゲーム配信ガイドライン一覧で見られます。遊戯王のカードゲームを題材にしたVTuberの動画の例として、宵見こむぎさんの遊戯王リアクション動画の記事があります。
07公式の大会の配信を見ながら配信するときは
KONAMIは11月15日に、東京・有明のコナミクリエイティブフロント東京ベイで「遊戯王 マスターデュエル 高校生日本一決定戦2026」の決勝大会を開きます。予選を勝ち抜いた8チームが2人1組で戦い、決勝の模様はYouTubeで生配信される予定です(公式サイトより、2026年11月7日確認)。
公式の大会配信を同時視聴したり、リアクション配信をしたりする場合の扱いです。ガイドラインは、第三者が作った動画やスクリーンショットの無許諾の転載を禁止していますが、公式の大会配信を同時視聴する場合の扱いは書かれていません(2026年11月7日時点)。判断できないため、大会の映像そのものを流す配信は避け、画面は出さずに話す形にするほうが安心です。
08よくある質問
個人のVTuberは、事前の申請なしで配信できますか?
日本国内に住む個人で、ガイドラインを守る限り、KONAMIへの個別の連絡は不要です。
収益化している配信でも使えますか?
投稿先のシステムを用いた収益化は、ガイドラインの解釈に限り、営利目的とみなさないと書かれています。企業や商品の宣伝広告への使用は別に禁止です。
事務所に所属していますが、どうすればよいですか?
ガイドラインは個人向けです。法人その他の団体に所属する人は、利用申込みフォームで連絡します。回答の期限は書かれていません。
YouTubeに「著作権の申し立て」が届きました。削除は必要ですか?
ガイドラインは、JASRAC管理楽曲を含む動画への申し立ては、著作権の侵害を主張するものではなく、削除は不要だと説明しています。
海外在住でも使えますか?
ガイドラインは「日本国内に居住するお客様のみ」投稿が可能と書いています。国外に住む人は、この文面のままでは対象に入りません。
09公式のページ
- 遊戯王カードゲーム 動画投稿ガイドライン(KONAMI)
- 遊戯王 マスターデュエル 公式サイト
- 高校生日本一決定戦2026(公式)
- ゲーム配信のガイドラインの調べ方|VTuberが確認する5つの点と、主要メーカーの公式ルール【2026年版】
編集部のひとこと
配信ガイドラインを読むときは、「OKか、ダメか」だけを探しがちです。今回読んで目にとまったのは、収益化の但し書きと、「解釈の問い合わせには回答しない」という一文が、同じページに並んでいることでした。回答がもらえない以上、グレーな使い方は避けておくほうが、配信を長く続けるうえで安心です。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
