本文へ移動
話題TOPIC — 2026.10.08 20:18

ギタリストVTuberのchachaさん、2年近く前の演奏をモーキャプで作り直し 指を弦に乗せるツールも自作

ギタリストVTuberのchachaさんが、2年近く前に録ったギター演奏のモーションキャプチャを処理し直した動画を公開。タブ譜を読んで指を弦に乗せるツールも自作していた。

文・V/WIRE編集部 更新 2026.10.08 20:18 読了 約4分 XLINE
ギタリストVTuberのchachaさん、2年近く前の演奏をモーキャプで作り直し 指を弦に乗せるツールも自作

指がギターにめり込むのではなく、ときに指板からわずかに浮いてしまう。ギタリストVTuberのchachaさんが、ギター演奏のモーションキャプチャで何度もぶつかってきた問題だ。chachaさんは10月7日、2年近く前に録った演奏のデータを最新の仕組みで処理し直した動画をXに投稿した。翌朝には、その裏でこの問題を解くツールを自作していたことを明かしている。

動画の曲は、『BanG Dream!』に登場するバンドAve Mujicaの「KiLLKiSS」。chachaさんは英語で「どうかな?」と問いかけ、最近のインタビューのために作ったと書き添えた。投稿には10月8日19時45分時点で、いいねが1,902件、リポストが292件付いている。英語の返信には「前よりずっときれい」「見るたびに驚かされる」といった声が並び、弦が揺れる細かさを挙げる人もいた。ほかのキャラクターにも使える仕組みなのかを尋ねる返信もあった。

引用:chacha🎸(@chaorzzz)のポスト

01タブ譜を読み込み、押さえている指を弦に乗せる

10月8日の朝、chachaさんは動画の裏側を説明する投稿を続けた。作ったのは「Finger Contact」というツール。ギターの楽譜作成ソフト「Guitar Pro」のタブ譜を読み込み、その瞬間に弦を押さえている指だけを、元のモーションキャプチャを崩さずに弦の上へぴったり引き寄せる。

指の動きを取る機器のLeap Motionは、演奏中に指が反る形をうまく捉えられない。そこで、人さし指で複数の弦をまとめて押さえるセーハのときには、人さし指の関節を自動でまっすぐにする機能も加えた。投稿には、この機能を切った状態と入れた状態を比べるテストも付けている。楽譜を読ませて指の位置を直すという発想には驚いた。

引用:chacha🎸(@chaorzzz)のポスト

02「なんで新しい機能を作るのは、いつも動画を出したあとなんだろう」

この2か月、chachaさんは演奏の見せ方を細かく作り込んできた。8月にはUnityでギターの弦の動きを自分でプログラムし、チョーキングやビブラートで弦がしなる様子を見せた。9月22日には、ネックの角が指の皮膚を押して溝をつくる「Skin Groove」という機能を発表した。指がネックを突き抜けるのではなく、本物の皮膚のようにへこむ。

その投稿の最後に、chachaさんは「なんで新しい機能を作るのは、いつも動画を出したあとなんだろう」と嘆いていた。この一言には笑ってしまった。9月28日には、Unityだけで仕上げる後処理の全工程を、25分の動画で公開している。Xでは「1時間の工程!キーフレーム0!」と日本語でも紹介した。

10月5日には、YouTubeにも「KiLLKiSS」の作り直しを上げている。説明欄には、最近作った新しいツールで元の動画を作り直したこと、もうめり込み(クリッピング)は1つも見つからないはずだということを、英語で書いている。元になった動画は、2025年1月にYouTubeで公開したもの。chachaさんは2025年7月にも、AKB48の「Blue Rose」の演奏を2023年と2025年の映像で並べた「Then vs Now」を出しており、2年間の変化を並べて見せてきた。

動画:「KiLLKiSS」を作り直した演奏動画(chacha)

03chachaさんの演奏を見るなら

演奏動画はYouTubeのチャンネル(@chaorzz)にまとまっている。Ave MujicaやRoseliaなど『BanG Dream!』の曲のほか、『勝利の女神:NIKKE』の「TRUE FIREPOWER」、『鳴潮』の曲なども弾いている。Xは@chaorzzzで、新しい機能の紹介は「#GuitarMocap」「#ギタリストVTuber」のタグで投稿している。

10月5日の動画の説明欄によると、右手はStretchSenseのモーションキャプチャ用グローブ、左手はLeap Motion、両手首はTundra Trackerを2つ、体はVIVEトラッカーを5つ、ギター本体はVIVEトラッカー1つで動きを取っている。

編集部のひとこと

動画を出したあとに新しい機能ができてしまう、という嘆きが好きだ。毎回、作りながら次の改善点を見つけているのだと思う。次の新機能は、動画に間に合うだろうか。

V/WIRE編集部

VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針

Relatedあわせて読みたい

ギタリストVTuberのchachaさん、2年近く前の演… XLINE