「YouTube ショート ファンド」は、YouTubeが特定の地域の一部のクリエイターに向けて始めた、招待制のボーナスプログラムだ。自分から申し込むことはできない。
「YouTubeさん急にどうした!?!?」。VTuberコミュニティ「V飯」を主催するしるふ。さんが、10月16日の昼にXでそう書いた。届いたのは「YouTube ショート ファンド」への招待で、条件はショート動画を月に16本。それを満たせば月4万5,000円が保証され、報奨金を合わせると最大30万円になるという。
招待を受け、決まった本数のショートを出せば、毎月決まった額が支払われる。個人で活動するVTuberにとっては小さくない話で、思わず声が出たのも分かる。
YouTubeさん急にどうした!?!?
— しるふ。VTuberコミュニティ「V飯」 (@syulph) 2026年10月16日
・ショート月16本投稿で
・月4万5,000円保証+報奨金で最大30万円
「YouTube ショート ファンドプログラム」への招待が来ました。
VTuberのみなさんは、これ届きましたか?
引用:しるふ。VTuberコミュニティ「V飯」(@syulph)のポスト
01YouTubeの説明では「招待制」、申し込みはできない
YouTubeの公式ヘルプ「YouTube ショート ファンドについて」によると、これは特定の地域の一部のクリエイターに向けた新しいボーナスのプログラムだ。招待制で、自分から申し込むことはできない。招待は、メインの連絡先のメールアドレスと、YouTube Studio のダッシュボードか受信トレイに届く。参加するには、決められた期限までに YouTube Studio で招待を承諾し、プログラムの利用規約に同意する必要がある。
お金の仕組みは2段になっている。招待状に書かれた最低本数のショート動画をその月のうちに公開すれば、最低支払い額を受け取れる。これに加えて、その月の有効な視聴回数に応じた「プロモーション ボーナス」が出ることがある。ただし、ボーナスの受け取りは保証されていない。
02本数も金額も、人によって違う
VTuber講師として活動する禰好亭めておさんも、同じ日にXでこのプログラムを取り上げた。注意として挙げたのは、ボーナスの額と条件が人によって違うことだ。最低保証と最大の金額には幅があり、月に何本出すかといった条件にも幅があるという。しるふ。さんの「月16本で4万5,000円」は、あくまで一人の招待の中身ということになる。
【YouTube「ショートファンド」開始】
— 禰好亭めてお🍾VTuber講師 (@DiscoTeiMeteo) 2026年10月16日
ショートクリエイター向けの新しい「ボーナスプログラム(YouTube ショート ファンド)」が導入開始🎉
⚠人によってボーナスの「額」が違う
→最低保証と、最大金額に幅があります
⚠人によってボーナスの「条件」も違う
→月に何本UP、などの条件も幅があります
引用:禰好亭めてお🍾VTuber講師(@DiscoTeiMeteo)のポスト
公式ヘルプでは、本数などの要件は招待状に書かれているとされ、具体的な数は示されていない。自分にどんな条件が来ているかは、届いた招待で確かめるしかない。
03視聴の数え方と、支払いの時期
公式ヘルプのよくある質問には、次のように書かれている。
- 数えられるのは「有効な」視聴だけ。オーガニックなエンゲージ ビューが対象で、広告から来た視聴は月の合計に入らない。数字は YouTube アナリティクスの[エンゲージメント]タブで確かめられる。
- ボーナスを受け取るには、その月の末日まで収益化を続けている必要がある。
- 支払いは、獲得した月の確定収益に加わり、YouTube 向け AdSense アカウントからふだんの収益と一緒に払われる。時期は通常、翌月の21日から26日の間だ。
利用規約には、契約に沿っていなければ Google が支払いを保留することがある、という一文もある。Google が検証した数字は、アナリティクスに出る数字と違う場合があるとも書かれている。
04「ショート ファンド」は前にもあった名前
「ショート ファンド」という名前には前例がある。YouTube は2021年5月、ショート動画の投稿者に向けて1億ドルの「YouTube Shorts Fund」を発表した。2021年と2022年の2年間、反応の大きかった投稿者に毎月連絡して支払う仕組みだった。
この基金は、2023年初めに始まったショート動画の広告収益の分配に置き換えられた。いまはショートの広告収益をまとめ、視聴の割合に応じて分ける形が基本になっている。今回のファンドは、招待を受けた人に、その月のショートの本数と視聴回数に応じたボーナスを出す仕組みだ。
編集部のひとこと
月16本のショートは、週に4本ほど。配信の切り抜きを自分で出しているVTuberなら、届かない数ではないと思う。招待は承諾の期限つきなので、ショートを出している人は、まず YouTube Studio の受信トレイを開いてみてほしい。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
