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アプリ・ツールGUIDE — 2026.10.28 12:22

Mojicastとは|音声を外に送らない無料の配信字幕アプリ、OBSへの入れ方と注意点

無料アプリ「Mojicast」は、話した声を日本語の字幕にしてOBSに出す。音声認識も翻訳もパソコンの中で動く。はじめ方、動作環境、規約を配布ページで確かめた。

文・V/WIRE編集部 更新 2026.10.28 12:22 読了 約4分 XLINE
Mojicastとは|音声を外に送らない無料の配信字幕アプリ、OBSへの入れ方と注意点

配信の字幕を、自分の声からそのまま出したい。そんな人のための無料アプリが、Mojicast(モジキャスト)です。作っているのは、BOOTHで「癒色えも」のよろずやさんを開いている癒色えもさん。配布ページは「完全オフライン」をうたい、音声認識も翻訳もパソコンの中で動いて、音声をインターネットに送らないと説明しています。

2026年10月28日時点の最新版はv1.0.1で、無料でダウンロードできます。

01マイクの声が、OBSの字幕になる

Mojicastは、話した声を日本語の字幕にして、OBSのブラウザソースとして配信画面に出すアプリです。配布ページは、ゲーム配信、雑談、歌枠、コラボでの利用を想定しています。認識はGPUがなくても、ふつうのCPUで動くと書かれています。

  • 日本語の音声認識。句読点を付け、話した数字をアラビア数字にします。
  • 英語、中国語、インドネシア語などの翻訳字幕。日本語と並べて出すことも、翻訳だけを出すこともできます。
  • 単語の登録。ゲーム名や固有名詞の聞き間違いを減らせて、配信の種類ごとに登録を切り替えられます。
  • 字幕のデザイン変更。色、ふち取り、フォント、位置を変えられ、歌枠向けに歌詞のように画面に散らす表示もあります。
  • VRChatのチャットボックスへの送信。字幕や翻訳をそのまま送れます。
  • デザインの共有。「mojipack」というファイル1つで、字幕のデザインを人に渡せます。

通話相手の声を字幕にする「1対1のコラボ字幕」もあります。相手側の設定は要りません。ただし相手の声を録音して字幕にする仕組みなので、配布ページは事前に相手の同意を得るよう求めています。この機能はWindowsだけです。

02はじめの一歩

配布ページとGitHubによると、はじめ方は次のとおりです。

  • BOOTHの配布ページから無料版のzipをダウンロードし、Windows版は展開して「Mojicast.exe」を起動する
  • 初回だけ、認識と翻訳のモデル(約1.2GB)のダウンロードが始まるので、終わるのを待つ
  • 使うマイクを選んで、開始のボタンを押す
  • 表示されたURLをコピーする(GitHubの説明では「http://localhost:8765」)
  • OBSでブラウザソースを追加し、そのURLを貼る

モデルの取得が終わると、そのあとはオフラインで動きます。Mac版の手順は、同梱の画面つきガイドに載っています。

03動作環境と、パソコンへの負荷

字幕を出しながら、OBSとゲームも動かすことになります。配布ページは、使う機能によってメモリの使用量が変わると説明しています。

使い方メモリの目安
多言語モデル(翻訳なし)約0.4GB
日本語字幕(標準)約0.7GB
日本語字幕と翻訳約1.2〜1.4GB
すべての機能約1.8GB

アプリの画面を開くと、さらに数百MBが加わります。OBS、ゲーム、ブラウザを同時に動かすなら、メモリは16GBが推奨です。重いと感じたときは、認識モデルを多言語に切り替えると負荷がおよそ3分の1になると、GitHubの説明にあります。

WindowsMac
OSWindows 10(64ビット、2020年以降の更新)または11macOS 12以降
CPU4コア8スレッド、AVX2対応(2017年以降のCore i5・Ryzen 5くらい)Apple Silicon(M1以降)。Intel Macは非対応
メモリ8GB以上(16GB推奨)8GB以上(16GB推奨)
空き容量5GB5GB

04料金と、使っていい範囲

無料版は0円です。500円の「応援版」と1,000円の「がっつり応援版」もありますが、どちらも中身は無料版と同じで、開発の応援のための選択肢です。

配布ページによると、クレジット表記は必須ではなく、配信、動画、商用での利用は連絡なしでできます。表記するなら「使用ソフト:Mojicast」と配布ページを概要欄に書き、Xでは「#Mojicast」を付けるのが、作者の案内です。紹介記事やレビューも連絡なしで書けます。

アプリのコードはMITライセンスで、GitHubで公開されています。アプリが使うモデルにはそれぞれ別のライセンスがあり、英訳に使う「FuguMT」はCC BY-SA 4.0です。

05つまずきやすいところ

  • 聞き間違いは起こります。軽いモデルを使っているため、配布ページは認識を「おおむね正しい」程度と書き、大事な場面は人の目で確かめるよう案内しています。登録した単語で、ある程度は減らせます。
  • ベータ版です。配布ページには、現状のまま提供する「AS IS」のソフトウェアで、精度は保証しないとあります。GitHubも、挙動が予告なく変わることがあると書いています。
  • 初回のダウンロード量が大きいです。約1.2GBのモデルを取得するので、配信前に済ませておくと安心です。
  • Mac版は、Appleの公証(Notarization)を受けていません。初回の起動でセキュリティの確認が必要です。

06こんな人に

音声をクラウドに送るサービスは使いたくない人、利用料がかかるのを避けたい人、外国語のリスナーに向けて翻訳字幕を日本語の下に並べたい人に向きます。歌枠の歌詞風字幕や、VRChatのチャットボックス表示まで1つのアプリで済ませたい人にも合います。

コメント表示などのツールは、ツール名鑑の「配信画面の見た目」で探せます。

編集部のひとこと

私はこのアプリを実際に動かしていないので、字幕がどれだけ正確に出るかは書けません。それでも、配布ページが精度の限界やメモリの使用量を先に書いてくれているのは、使う側には助かります。Mac版まで無料で出ていることにも驚きました。

TOOLSこの記事に出てくるツール

  1. Mojicast配信の便利ツール Windows・Mac話した声を日本語の字幕にして、配信画面に出すアプリです。音声認識も翻訳もパソコンの中で動き、音声をインターネットに送りません。NEW無料個人開発日本語無料(応援版は500円・1,000円)
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