待機画面のBGMや、配信の始まりと終わりに流すジングルを、自分で作ってみたい。そんなときに試せる道具の一つです。Bosca Ceoil: The Blue Album(Bosca Ceoil Blue)は、音符を並べるだけで曲を組み立てられる、初心者向けの無料の作曲アプリです。
公式の配布ページは、このアプリを「simple and beginner-friendly」(シンプルで初心者向け)と紹介しています。
01Bosca Ceoil Blueでできること
曲づくりは大きく2段階です。まず、ピアノロール式のパターン編集で、短いフレーズを作ります。スケールを調整して、好みの音を探せます。次に、ドラッグ操作でパターンをタイムラインに並べ、曲全体を組み立てます。
- 最大8チャンネルを使える
- 300種類以上のシンセ音源から楽器を選べる(ピアノをギターに替えるといった切り替えも可能)
- 完成した曲は、WAV・MIDI・XMで書き出せる
- アプリ内に、操作を覚えるための2種類のガイドとショートカット一覧がある
公式ページは、書き出した曲をゲームや動画に使えると案内しています。
02生まれたきっかけ:Terry Cavanaghさんの『Bosca Ceoil』の作り直し
Bosca Ceoil Blueは、Terry Cavanaghさんが作った『Bosca Ceoil』を、現在の環境向けに作り直したものです。配布ページには、開発者のYuri Sizovさんが、原作の取っつきやすさを残すことを目指したと書かれています。名前の「Bosca Ceoil」は、配布ページの冒頭で「music box」(オルゴール)の意味だと説明されています。
版の歩みも公開されています。開発ログによると、3.0の正式版が2024年7月に出て、2025年1月に3.1、同年3月に不具合修正の3.1.2が公開されました。
03はじめの一歩
- itch.ioの配布ページを開き、自分のOS向けのファイルをダウンロードします。Windowsは64ビット版と32ビット版、macOSはuniversal版、Linuxはx86_64版が用意されています。
- zipを展開して実行します。公式ページは、インストールやライセンスへの同意は不要で、ダウンロード・展開・実行だけで使えると案内しています。
- ダウンロードせずに使う方法として、Web版も用意されています。公式ページは、FirefoxやChrome、Chromeに近いブラウザ(Edge、Operaなど)で動くと案内しています。
- 使い方は、アプリ内のガイドと公式のオンラインドキュメントで確かめられます。
04料金とライセンス(2026年11月7日時点)
配布ページの料金は「Name your own price」で、自分で金額を決められます。公式ページは完全に無料と案内しており、ダウンロードの際に任意でチップを払えます。開発者は、Patreonでの支援も受け付けています。
公式ページによると、アプリ自体は、改変もできる寛容なオープンソースライセンスで提供されています。一方で、作った曲を配信や収益化のある動画で使うときの条件については、配布ページに細かい記載を見つけられませんでした。使う前に、公式のドキュメントなどで確かめておくと安心です。
05気をつけたい点
配布ページのコメント欄で、開発者のYuri Sizovさんは、一部のスケールやコードの配置が正しくない既知の問題があると答えています。原作との互換性を保つため、Blue Albumの最初のリリースでは直しておらず、将来の4.0で直せる見込みだという趣旨の返答です。音楽理論どおりの音階で作りたい人は、頭に入れておくとよいでしょう。
06こんな人に
- 配信の待機画面や、ゲームの合間に流すBGMを自分で作ってみたい人
- 音楽ソフトは難しそうで、まず触れる道具から入りたい人
- インストールや同意の手続きなしで、展開してすぐ使える道具を探している人
編集部のひとこと
公式ページを読んだ限りでは、歌ってみたやMIXの道具というより、短いBGMやジングルを気軽に形にするための道具、という印象です。無料で、インストールの手続きも要らないので、作曲に興味はあるものの手を出せずにいる人は、一度音符を置いてみてください。ただし、実際に使い込んではいないため、使い心地には触れていません。
TOOLSこの記事に出てくるツール
- Bosca Ceoil: The Blue Album歌ってみた・MIX Windows・Mac・Linux・Web音符を並べて曲を作る、初心者向けの無料の作曲アプリです。Terry Cavanaghさんの『Bosca Ceoil』を、現在の環境向けに作り直したものです。NEW無料個人開発無料(金額は自分で決められる)
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
