「配信者集まって夜の学校へ!」。海豹しおさんは、Steamのホラーゲーム『肝試しオンライン』の配信にそんな題を付けた。このゲームでは遊ぶ人が全員配信者になり、怖い目に遭うほど、ゲームの中の視聴者が増えていく。V/WIREの集計では、10月30日午前3時ごろまでの7日間に、このゲームを配信・動画にしたVTuberは10人。先週は1人だった。ふだん配信している人が、ゲームの中でも配信者になる。その重なりに、題を読みながら笑ってしまった。
講談社が出しているノベルゲーム『ダレカレ』も、先週の1人から9人に増えた。10月29日に正式サービスが始まった『モンスターハンターアウトランダーズ』は、配信・動画にした人が先週の0人から8人になり、いま広がっている。
01流行の兆し
肝試しオンライン 先週1人→10人
パン田さんが開発し、兎澄ツミキさんがデザインを手がけた、4〜8人で遊ぶオンラインの肝試しゲームだ。Steamで10月27日に出た(発売のときの記事)。舞台は、事故の日から時が止まった昭和の中学校。ボイスチャットの声は近くの仲間にしか届かず、仲間の中には幽霊に憑かれた裏切り者が1〜2人まぎれている。価格は10月30日時点で26%引きの888円(通常1,200円)。
ほかに、「話題の新作!学校探検人狼ホラー!?」と題した葉せんせーさんや、「夏はまだ終わっていない」と題したはるさめんさんなどが配信している。
配信のルールは公式サイトに書かれている。個人・法人を問わず配信と動画の投稿ができ、収益化もでき、事前の申請や連絡は要らない。お願いは1つだけで、概要欄などにゲームの題名と公式サイトのリンクを書いてほしいという。公式のハッシュタグは「#肝試しオンライン」と「#KimodameshiOnline」。
ダレカレ 先週1人→9人
TearyHand Studioが開発し、講談社が出しているインタラクティブノベルだ。Steam版は2025年7月24日に出た。ある朝、少女が起きると父親がいなくなっていて、代わりに見知らぬ男がいる。その先の話を、登場人物の視点を通して読み進める。ストアページによると全3章で、約1時間で遊べる。価格は10月30日時点で600円。
癒乃すずもさんは「朝起きたら目の前に見知らぬ男が⁉」と題を付けた。面乃たこさんは「ずっと気になってた作品」、琴座リラさんは「プレイしてみるぞい」と題に書いた。約1時間なので、1回の配信で最後まで遊べる。題に「ネタバレ注意」と書く人もいる。
配信のルールは、講談社のクリエイターズラボのページにある動画投稿ガイドラインに書かれている。ライブ配信も対象で、ガイドラインを守れば個別の連絡は要らない。営利目的の投稿は禁止だが、投稿したサイトの仕組みを使った収益化は営利目的とはみなさないとしている。
02いま広がっているもの
モンスターハンターアウトランダーズ 先週0人→8人
カプコンのライセンスを受けてTiMi Studio Groupが開発した、スマートフォン向けのモンスターハンターだ。10月29日に正式サービスが始まった(記事)。紫陽ゆきさんは「神引き来い…!」と題に書いた。公式の配信ガイドラインは、10月29日時点で確認できなかった。
03数え方
人数はV/WIRE調べ。V/WIREが測っているVTuber(10月30日時点で約4,800人)の配信・動画の題名から数えた。「この7日」は10月30日午前3時ごろまでの7日間で、「先週」はその前の7日間。ほかの兆しや数字は、V/WIREのトレンドのページで見られる。
編集部のひとこと
怖い目に遭うほど同接が伸びる、という仕掛けを、ふだん同接と向き合っているVTuberが遊ぶ。叫ぶほど数字が上がるなら、わざと怖い場所に行く人も出てきそうだ。アーカイブを1本ずつのぞきに行きたい。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
