「※声優本人がプレイ」。10月27日に発売されたばかりの『こちら魔法少女救命外科』を配信した七狼さくやさんの題名には、そんな注意書きが付いていた。七狼さくやさんは、このゲームで病院に運ばれてくる魔法少女の1人、マジカルデルタの声を担当している。
V/WIREが測っているVTuberの配信・動画の題名から数えると、この7日間に『こちら魔法少女救命外科』を遊んだVTuberは13人いた。発売前だったその前の7日間は0人なので、ほぼ発売からの5日で13人が遊んだことになる。この早さには驚いた。2024年に出たホラーゲーム『8番のりば』にも、遊ぶ人が出てきている。
01流行の兆し
こちら魔法少女救命外科 先週0人→13人
怪獣災害で負傷した魔法少女を病院に受け入れるかどうかを決め、診察して治療するホラー医療シミュレーションだ。イラストレーターでVTuberののらぬこさんが個人で作り(発売前の記事)、noranucoの名前でSteamで出している。ストアページによると、1周は20〜40分で、魔法少女の生死や病院の信頼度によってエンディングが11に分かれる。価格は770円で、11月1日時点ではリリース記念セールで10%引きの693円だった。
10月31日には、開発者がSteamのお知らせで販売本数が1万本を超えたと伝えた。10月29日のアップデートでは、特定の魔法少女どうしが同時に入院しているときに見られる、特別な会話も加わった。魔法少女10人の声の担当は、発売の記事にまとめている。
遊んだVTuberには、紅羊レドさん(題名は「どうも、魔法少女界のブラックジャックです」)、ナンノ?さん(「次こそは誰も死なせません!!」)、雀鳴カメリアさん(「魔法少女を救いたい」)がいる。
配信のルールは、作者が7月31日にSteamで出した実況・配信ガイドラインにある。体験版・製品版とも、個人・法人を問わず、収益化したチャンネルでも配信・動画投稿ができる。お願いは、概要欄にゲームのタイトルとSteamのストアページを載せること。なお、ストアページには、流血や死亡の描写、急な画像の変化と大きな音を伴う演出があると書かれている。
8番のりば 先週0人→6人
走り続ける電車に閉じ込められ、まわりの異変に気をつけながら抜け出す方法を探すゲームだ。開発はKOTAKE CREATE、販売はPLAYISMで、2024年5月31日に発売された。11月1日時点のSteamの価格は30%引きの329円。
題名に「リベンジ」と書いた人が2人いた。判決にこさんは「もう、逃げない。」、一条凪さんは「クリアしたい!!」と添えている。天命まうさんの題名は「コンプリートするぞ!初見プレイで!」だった。
KOTAKE CREATEの動画投稿ガイドラインでは、個人・法人を問わず許諾なしで実況を含む動画を投稿できる。条件は、タイトルにゲームの名前を入れること。収益化は、YouTubeパートナープログラムなど、動画サイトが用意した機能を使う場合に限られる。
02いま広がっているもの
Don’t Drop The Cake 先週6人→27人
歩くたびに揺れるケーキを、マウスでバランスを取りながら運ぶホラーゲームだ。開発・販売はMidoriyamaで、2026年8月31日に発売された。11月1日時点のSteamの価格は21%引きの703円。
おなつのにびたしさんは「ケーキ落としたら終わりのホラゲをやります」、いぬちぬいさんは「ホラゲ苦手だけど」と題名に書いている。ストアページによると、いちばん易しい難易度ではマウスを動かさない限りケーキが揺れない。動画配信については「ご自由にどうぞ」と書かれている。
03数え方
人数はV/WIRE調べで、V/WIREが測っているVTuberの配信・動画のうち、題名にゲームの名前が入ったものを数えた。この7日間は11月1日午前3時ごろまでの7日間で、先週はその前の7日間だ。ほかの動きはVTuberトレンドのページで見られる。
編集部のひとこと
『こちら魔法少女救命外科』は、患者として運ばれてくる魔法少女の声を担当した人まで遊んでいて、作る側と遊ぶ側が近いゲームだと感じた。1周20〜40分なら、1回の配信で何度もやり直せる。誰を受け入れるかで迷う姿は、見ているほうも一緒に迷えそうだ。
VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針
