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アプリ・ツールGUIDE — 2026.10.22 11:40

完成済みLive2Dモデルの買い方|nizimaとBOOTHの違いと、買う前に商品ページで確かめる6点【2026年版】

完成済みのLive2Dモデルは、nizimaやBOOTHで買えます。買ったあとはキャンセルも返金もできない決まりのため、使える条件を買う前に商品ページで確かめます。

文・V/WIRE編集部 更新 2026.10.22 11:40 読了 約12分 XLINE
完成済みLive2Dモデルの買い方|nizimaとBOOTHの違いと、買う前に商品ページで確かめる6点【2026年版】

完成済みのLive2Dモデルは、nizimaやBOOTHで買えます。買うのはモデルのデータを使う許諾で、配信、収益化、グッズなどに使える範囲は、nizimaでは運営の規約と販売者の条件、BOOTHでは販売者が商品ページに書いた条件で決まります。

買ったあとにキャンセルできない決まりです(nizimaはオーダーメイド以外、BOOTHはダウンロード商品の場合)。確認した商品ページには返金・返品不可とも書かれていました。値段より先に、商品ページの条件を読むのがおすすめです。

価格と条件は、2026年10月22日時点でnizimaの利用規約(バージョン1.8.2、2026年4月22日改定)とよくある質問、BOOTHヘルプセンター、確認した商品ページに載っていたものです。

この記事のポイント

  • nizimaでは、著作権が買い手に移るのは、販売者が条件に明記した場合だけです(規約第18条)。確認した2つの商品ページは、どちらも著作権を譲渡しないと書いていました。
  • 使える範囲は、nizimaでは運営の規約と販売者が商品ごとに決めた条件、BOOTHでは販売者が商品ページに書いた条件で決まります。使い道、対応ソフト、同梱ファイル、トラッキング、禁止事項、返金と窓口の6点を、買う前に商品ページで確かめましょう。
  • nizimaはオーダーメイド以外の取引、BOOTHはダウンロード商品で、買ったあとのキャンセルができません。BOOTHは返金もできず、nizimaも確認した商品ページには返金・返品不可と書かれていました。
  • ダウンロードのやり直しは、nizimaは期限なし、BOOTHは何度でも可能です。BOOTHは、販売者がファイルを削除するとダウンロードできなくなるので、買ったらすぐ保存しておきましょう。

01買うのはモデルのデータを使う許諾です

nizimaの利用規約は、「購入」を、コンテンツのデータを購入して、利用の許諾を受けることと定めています(第2条)。支払うお金は、データの部分に対するものとみなされます(第10条)。著作権が買い手に移るのは、販売者が条件に明記した場合だけです(第18条)。

確認した商品ページ(nizimaの限定1点モデルと、BOOTHの汎用モデル)は、どちらも「著作権は譲渡しない」と書いていました。キャラクターを自分のものとして扱えるわけではなく、決められた範囲で使わせてもらう形です。

nizimaで使える範囲は、運営の規約と、販売者が商品ごとに決めた条件の2つで決まります。nizimaの規約は、販売されたコンテンツの購入者に許諾する利用として、VTuber活動やSNSでの配信、大型ディスプレイなど公の場での上映を挙げています(第15条)。販売者が決める条件は、第15条の規定と矛盾しない範囲に限られます。第15条第1項の1号と2号は、この制限の対象外です(第16条)。収益化やグッズなど、規約に書かれていない部分は、商品ごとの条件を読む必要があります。

オーダーメイドで1から作ってもらう方法は、Live2Dモデルの依頼のしかたで説明しています。完成済みなら、納品を待たずに、買ったデータをすぐ使い始められます。

02限定1点と汎用モデルの違い

nizimaの商品には、数に限りのある「限定1点」と、「汎用モデル」があります。BOOTHにも、名前に「汎用」と付いた商品があります。

種類一覧での見え方(10月22日に確認)価格の例(10月22日に確認)
限定1点(nizima)在庫が「1/1残り」と表示され、売れると「完売!」と出る30,000円〜300,000円
汎用モデル(nizima)在庫の表示がない500円〜3,000円
「汎用」の例(BOOTH)髪や服など15か所を選べるカスタム対応(選択肢は29)12,000円(確認した1点)

nizimaの価格は、商品ページ1つの「こちらの作品もおすすめ」欄に出ていた20点の範囲です(V/WIRE調べ)。「汎用」と書かれたものと「限定1点」と書かれたものを分けて見て、幅のある価格は上限を使いました。この欄には「金魚」や「セーラー服」の作品が多く並んでいたので、全体の相場を示すものではありません。

03nizimaとBOOTHの違い

項目nizimaBOOTH
運営Live2D社が運営する、Live2D公式のマーケットpixivのサービス。利用者どうしの売買の場を提供する立場
売っているものLive2DモデルとイラストLive2Dモデルに限らず、さまざまな商品が売買される
使い方の条件規約(第15条)が購入者に許諾する利用を定め、販売者が商品ごとに条件を足す販売者が商品ページの説明に書く。確認したBOOTHのガイドラインに、条件の書き方を定めた項目は見当たらなかった
買ったあとのキャンセル・返金キャンセルできない(オーダーメイド以外。規約第10条第7項)。確認した商品ページには返金・返品不可と記載キャンセルも返金もできない(ダウンロード商品。公式ヘルプ)
再ダウンロード期限なし。ログイン後、作品管理のページから何度でも可。ただし、販売者がファイルを削除するとできない(公式ヘルプ)
トラブルのとき運営は取引の当事者ではなく、取引の内容に責任を負わない(第3条)運営は売買の場を提供する立場。商品の中身は販売者に聞く

nizimaの運営による作品の審査は、権利を侵害していないことの保証ではありません(第13条)。不具合や権利の確認は、まず販売者に聞くことになります。

04買う前に商品ページで確かめる6点

確認した2つの商品ページでは、使い方の条件が説明欄や注意事項に書かれていました。次の6点を、買う前に読みましょう。

完成済みLive2Dモデルを買う前に商品ページで確かめる6点(使い道、対応ソフト、同梱ファイル、トラッキング、禁止事項、返金と窓口)を示した図
図:V/WIRE作成(nizima・BOOTH・VTube Studio公式の情報をもとにした確認項目)

1. 使い道(配信・収益化・グッズ)

収益化とグッズは、nizimaの規約が決めていない部分で、商品ごとの条件です。確認したBOOTHの商品ページは、収益化した動画サービスや広告付きのサイトでの使用を認め、グッズの制作と販売は別に相談としていました。確認したnizimaの商品ページの注意事項には、収益化もグッズも書かれていませんでした。

使うソフトにも条件があります。VTube Studioは、収益を得る配信で有料版を少なくとも1つ買う必要があります(VTube Studioの使い方)。配信先の条件は、YouTubeならYouTubeの収益化の条件で説明しています。

2. 対応ソフト

商品名に「VTS対応」「nizima LIVE対応」と付いていたら、販売者がそのソフトで確かめたものかを説明欄で確かめましょう。確認したBOOTHの商品ページは、対応は動作を確認したソフトに限り、すべての動作は保証できないと書いていました。VTube Studioで読み込むには、.model3.json、.moc3、.physics3.json、テクスチャのフォルダが必要です。

3. 同梱ファイル

確認したnizimaの商品ページには、書き出しデータの容量(218.98MB)と更新日が表示され、販売データのファイル一覧を確認できると案内されていました。説明欄には、立ち絵と差分のPNG画像、VTube Studioのキーバインドとアイドリングモーションの設定方法が同梱とありました。BOOTHの例も、nizima LIVEとVTube Studioの初期設定ファイルとキーバインドが付くと書いていました。

編集用のデータ(.cmo3)が入っているかは、書かれていなければ販売者に確かめるのがおすすめです。書き出しデータだけでも配信には使えます。あとから自分で調整したいときは、.cmo3が必要です。

4. トラッキングの対応

BOOTHの例には、iPhoneのFace IDによるトラッキングで、頬ふくらましや舌出しに対応すると書かれていました。VTube Studioの公式Wikiによると、MediapipeとNVIDIA BroadcastのWebカメラ追跡は、頬の膨らみと舌に対応していません。細かい表情を使いたいモデルは、自分のトラッキング方法で動くかも確かめましょう。方法の違いはVTube Studioの使い方で説明しています。

5. 禁止されていること(再配布・AI・自作発言・クレジット)

確認した2つの商品ページは、どちらも再配布と転売の禁止、AI学習の禁止、制作者名のクレジットのお願いを書いていました。nizimaの規約も、コンテンツをAIの学習や技術開発に使う行為を禁止しています(第7条)。nizimaの例には「自作発言」の禁止もあり、モデルを自分で作ったと言ってはいけません。

6. 返金できないことと、問い合わせ先

2つの商品ページは、返金と返品に応じないと書いていました。nizimaの規約でも、オーダーメイド以外の取引は成立後にキャンセルできません(第10条第7項)。BOOTHの公式ヘルプも、ダウンロード商品は注文を確定したあとのキャンセルと返金ができないと案内しています。質問は、nizimaの例ではDMで受けると書かれていました。BOOTHの例には、販売者の窓口が書かれていませんでした。

確認した2つの商品ページの条件

項目BOOTHの汎用モデル(12,000円)nizimaの限定1点モデル(120,000円)
配信(VTuber活動)個人のVTuber・VLiver活動で使用可記載なし
収益化収益化した動画サービスやSNS、広告付きサイト、有料コンテンツで使用可記載なし
グッズグッズの制作・販売は別に相談記載なし
クレジット使用時に作者名の記載をお願いする使用時に製作者の明記をお願いする
再配布・転売禁止(設定ファイルを含む)禁止(転載も)
AIAI学習・生成に使うことを禁止AI学習を禁止
著作権譲渡しない譲渡しない
返金・返品不可(ダウンロード商品のため)不可
問い合わせ販売者の窓口の記載は確認できなかったDMで対応すると記載
そのほか使えない名前を決めた項目がある「自作発言」を禁止

この表は、2つのページの例です。nizimaとBOOTHの違いを示すものではなく、ほかの商品も同じ条件とは限りません。nizimaの例に収益化やグッズが書かれていないのは、販売者が省いたのか、条件がないのか、ページからは分かりません。書かれていない項目は、買う前に販売者へ聞くと安心です。nizimaの商品ページには、販売者へメッセージを送るボタンがあります。

05用途別・予算別の選び方

状況向いている買い方
まず配信を始めたい。予算は数千円に抑えたい汎用モデル(nizimaの例では500円〜3,000円)。在庫の表示がないので、ほかの人が同じモデルを使っているかは、販売者に聞いておくと安心です
見た目をほかの人とかぶらせたくない限定1点(nizimaの例では30,000円〜300,000円)。売れるとなくなるので、気に入ったら、条件を読んで早めに決めましょう
キャラクターの絵がもう決まっている絵を用意してモデリングだけ頼むオーダーメイド。nizimaでは、10月13日時点で、最低価格が50,000円〜70,000円のプランがありました(詳しくは依頼のしかた)
法人または個人事業主のアカウントで買う買える作品かを先に確かめましょう。nizimaは、アカウントの種類によって購入できない作品があります

06買ったあとにやること

  • すぐにダウンロードして、自分のパソコンに保存しましょう。nizimaは、ダウンロードと使用の期限が設定されていません。BOOTHは何度でもダウンロードできますが、販売者がファイルを削除すると、できなくなります。
  • 使うソフトで読み込んで、表情、髪や服の揺れ、キーバインドを順に動かしましょう。返金ができないので、買った日のうちに確かめると、不具合を販売者へ具体的に伝えられます。読み込み方は、VTube StudioならVTube Studioの使い方、nizima LIVEならnizima LIVEの使い方にあります。
  • 購入前の商品ページを、画像などで残しておくと安心です。配信や収益化の条件を、あとから見返せます。クレジットの記載が条件に入っていれば、配信の概要欄などに入れましょう。
  • 領収書が要るときは、nizimaが領収書を発行していないので、購入履歴の詳細ページを印刷するか、カードの利用明細を使います。

07つまずきやすい点

  • プレビューの動きが、買ったあとの動きと違って見える:確認したnizimaの商品ページは、プレビュー画面左下の「モーション一覧」で、ループ再生を「あり」、ループ接続補完を「なし」にすると、製品に近い状態で見られると案内していました。プレビューのデータには透かしが入っています。
  • 使えない名前がある:確認したBOOTHの例には、使えない名前を決めた項目がありました。活動名を決める前に、商品ページを読みましょう。
  • 法人・個人事業主のアカウントでは買えない作品がある:nizimaのよくある質問によると、「個人事業主(開設届出書は提出済)」と「法人」のアカウントは、二次販売を許諾している一次販売作品、二次販売作品、法人・個人事業主への販売を許諾していないクリエイターの作品を購入できません。源泉徴収などの税務処理は、税務の専門家に相談し、購入者の責任で行います。

08よくある質問

買ったモデルで収益化できますか

3つを確かめましょう。モデルの条件(商品ページの説明欄)、使うソフトの条件、配信先の条件です。モデルの条件は、確認したBOOTHの例では収益化を認めていて、nizimaの例では書かれていませんでした。ソフトは、VTube Studioなら有料版が要ります(VTube Studioの使い方)。配信先は、YouTubeならYouTubeの収益化の条件で説明しています。

買ったモデルを改変してもよいですか

商品ごとの条件で決まります。nizimaのよくある質問によると、購入した素材の利用は、原則として同人利用や個人で楽しむためのものに限られますが、映像作品やアプリには使えます。そのほかの2次利用の範囲は、クリエイターが商品ごとに設定します。モデルのデータを加工してよいかは、商品ページに書かれていなければ販売者に聞きましょう。

気に入らなかったら、返金してもらえますか

nizimaはオーダーメイド以外の取引で、BOOTHはダウンロード商品で、買ったあとのキャンセルができません。BOOTHは返金もできず、確認した2つの商品ページにも、返金・返品に応じないと書かれていました。買う前に、プレビューと同梱ファイルを確かめましょう。

1つのモデルを、VTube Studioとnizima LIVEの両方で使えますか

商品ページに、どのソフトで動作を確認したかが書かれています。確認したnizimaの限定1点モデルはVTube Studioで確認済み、BOOTHの例はnizima LIVEとVTube Studioの両方に対応する初期設定ファイル付きでした。商品ごとに違うので、使うソフトの名前が書かれているかを見ましょう。

領収書はもらえますか

nizimaは領収書を発行していません。購入履歴の詳細ページを印刷するか、カードの利用明細を使います。BOOTHの領収書の扱いは、この記事では確認していません。

編集部のひとこと

nizimaの商品ページの注意事項に「自作発言」の禁止があるのを見て、モデルは買っても使わせてもらうものなのだと、改めて思いました。条件が書かれていない項目は、買う前に販売者へメッセージを送って聞きたいです。

09関連記事

V/WIRE編集部

VTuber界隈のあれこれを届けるV/WIRE編集部です。 編集方針

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