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アプリ・ツールGUIDE — 2026.10.23 11:36

VRChatのアバターの買い方|BOOTHで買う前に確かめる5点と、Unityでアップロードする流れ【2026年版】

BOOTHでVRChat向けのアバターを買う前に商品ページで確かめる点と、買ったあとにUnityでアップロードする流れを、VRChat公式ドキュメントをもとにまとめました。

文・V/WIRE編集部 更新 2026.10.23 11:36 読了 約11分 XLINE
VRChatのアバターの買い方|BOOTHで買う前に確かめる5点と、Unityでアップロードする流れ【2026年版】

VRChatで使うアバターは、BOOTHなどで3Dモデルを買い、UnityでVRChatのアカウントにアップロードして使うのが基本です。Unityを使わずに済む方法もあり、公開されているアバターに着替える方法と、VRChatの中にある「Avatar Marketplace」で買う方法があります。

BOOTHで買うダウンロード商品は、注文を確定するとキャンセルも返金もできません。買う前に商品ページで確かめたいのは、対応環境、パフォーマンスの数値、同梱物、利用規約、返品と更新履歴の5点です。情報は2026年10月23日時点のVRChat公式ドキュメント、公式ヘルプ、BOOTHのページをもとにしています。

この記事のポイント

  • アバターの入手方法は、公開アバター、Avatar Marketplace、BOOTHなどで買ってアップロードの3つ
  • BOOTHで買う前に、対応環境・パフォーマンス・同梱物・利用規約・返品と更新履歴を商品ページで見る
  • アップロードにはVRChatアカウントと「New User」以上のランクが必要
  • 改変してよいかは、商品ごとの利用規約で決まる

01アバターを手に入れる方法は3つ

Unityが必要かどうかで分けると、次の3つです。

方法入手する場所Unity改変
公開アバターに着替えるVRChat内。ワールドのアバター台座(Avatar Pedestal)など不要できません(着替えるだけです)
Avatar Marketplaceで買うVRChatのアバタータブ内(Exploreウィンドウ)不要ソースファイルは受け取れません
BOOTHなどで買ってアップロードするBOOTHのダウンロード商品など必要商品の利用規約しだいです

Avatar Marketplaceの支払いにはVRChat Creditsを使います。公式FAQによると、購入したアバターはアバタータブの「My Avatars」にある「Purchased」に入り、買う前に「Try it on」で試せます。試着した姿は自分にしか見えません。所有していないアバターはクローンできず、NSFWのアバターはマーケットプレイスでは許可されていません。販売者がアカウントを削除したり出品を取り下げたりしても、購入済みのアバターは通常は使い続けられます。自分でアップロードする方法も、これまでどおり使えます。

02BOOTHで買う前に、商品ページで確かめる5点

BOOTHの商品ページには、3Dモデルの仕様や規約が販売者の文章で書かれています。書き方は販売者ごとに違い、同じ項目が必ずあるとは限りません。例にするのは、「VRChat想定アバター」のタグが付いたBOOTHの商品「オリジナル3Dモデル「キリセ Kirise」」(ショップは#ikshop、4,800円、2026年10月23日時点)のページです。

1. 対応環境:VRChat向けのアバターか、どのバージョンで動作確認したか

例のページには「VRChat想定アバター」のタグがあり、説明文にも「VRChatでの利用を想定したHumanoidアバター」とあります。動作を確認したSDKとUnityの組み合わせも、「VRCSDK 3.6.1 + Unity 2022.3.6f1」のように載っています。VRChatが対応するUnityのバージョンは、公式の「Current Supported Unity Version」のページで確認できます。2026年10月23日時点では2022.3.22f1です。

販売者が動作を確認した時期と、いまの対応バージョンは違うことがあります。VRChat公式は、UnityとVRChat SDKを自動で入れる方法としてCreator Companion(VCC)を案内しています。

2. パフォーマンス:ポリゴン数とランク

VRChatは、アバターの重さをExcellent、Good、Medium、Poor、Very Poorの5段階のランクで表します。ポリゴン数(Triangles)、テクスチャメモリ、マテリアルの数、PhysBones(髪や服などを揺らす仕組み)の数など、多くの項目で決まります。主な上限は次のとおりです。

項目ExcellentGoodMediumPoor
PC ポリゴン数32,00070,00070,00070,000
PC テクスチャメモリ40MB75MB110MB150MB
PC マテリアルスロット481632
モバイル ポリゴン数7,50010,00015,00020,000
モバイル テクスチャメモリ10MB18MB25MB40MB
モバイル マテリアルスロット1124

VRChat公式ドキュメント「Avatar Performance Ranks」(2026年4月21日更新)によると、各項目の上限を1つでも超えると、そのランクに入れません。Poorの上限を超えるとVery Poorになります。モバイルには、Android、iOS、Meta Questが含まれます。

例のページには、ポリゴン数147,467、ダウンロードサイズ23MB、テクスチャメモリ63MBと書かれ、販売者が「VRChatパフォーマンスレベルはポリゴン数、PB数、メッシュ数によりVeryPoorになります」と明記しています。ポリゴン数がPCのPoorの上限70,000を超えているので、Very Poorです。

ランクが低いと、見る側の設定によっては表示されません。VRChatには「Minimum Displayed Performance Rank」という設定があります。PCの初期設定では、性能を理由に表示が制限されることはありません。モバイルの初期値はMediumで、Poor以下のアバターは表示されません。モバイルでは、設定をPoorにはできますが、Very Poorにはできず、機能を無効にもできません。Quest単体やスマホの人にも姿を見てもらいたいときは、Android向けに軽くした版が必要になります。

3. 同梱物:何が入っていて、何を自分で用意するか

例のページには、FBX(モデルのデータ)、Prefab(アバターの設定をまとめたUnityの部品)、テクスチャ、PSDなどの内容が項目ごとに書かれています。「アップロードに必要な設定は全てprefabに設定済み」とある一方で、「他、設定手順等は同梱されていません」とも書かれています。

質感を決めるシェーダーの「lilToon」は、2026年4月5日のv1.05から同梱されなくなり、事前にVCCなどでインストールするよう案内が変わりました。別にシェーダーを入れる必要があるか、手順書が付くか、元データが付くかは、商品によって違います。

4. 利用規約:改変・配信・再配布の条件

例のページでは、利用規約は「VN3ライセンスを使用しています」と書かれ、規約の本文は日本語・英語・韓国語・中国語の外部ファイルへのリンクでした。商品ページの文章だけでは、条件が分からないことがあります。規約では、次の点を見ましょう。

  • 改変(衣装を着せる、テクスチャの色を変える、パーツを消すなど)をしてよいか
  • 配信や動画の投稿、収益化に使ってよいか
  • 改変したものを配布・販売してよいか。転載や再配布の禁止は、別の条件として書かれていることがあります
  • 作者名などのクレジット表記が必要か

読んでも分からない点は、買う前に販売者へ質問しましょう。例のページには「ショップへのお問い合わせ」のリンクがあります。

5. 返品・再ダウンロード・更新履歴

BOOTHのヘルプによると、「倉庫から発送」の商品、「pixivFACTORYから発送」の商品、ダウンロード商品は、注文の確定後にキャンセルも返金もできません。購入したダウンロード商品は何度でもダウンロードできますが、ショップオーナーがファイルを削除するとダウンロードできなくなります(2026年10月22日に確認)。

更新履歴は商品ページに書かれています。例のページには、2024年5月31日のv1.00から2026年4月5日のv1.05まで、直した内容とファイル名が書かれていました。最近まで更新が続いているかも、判断の材料になります。

03買ったあとの流れ:Unityでアップロードする

VRChat公式の「Creating Your First Avatar」では、はじめてのアバターを、3Dモデルを選ぶところから、SDKの準備、シーンへの配置、Avatar Descriptorの追加、確認、ビルドとアップロードまでの段階に分けて説明しています。BOOTHで買ったアバターは、必要な設定がPrefabに入っていることがあります。例のページには、unitypackageをインポートしてPrefabを配置し、VRCSDKからアップロードする手順が書かれています。

BOOTHで買ってからVRChatで使うまでの6段階の流れを示した図
図:V/WIRE作成
  1. VRChat.comのアカウントを用意します。SteamやMetaのアカウントでプレイしている場合は、先にアカウントのリンクが必要です。SDKへのサインインに、Steam、Meta、Viveportのアカウントは使えません。
  2. VCC(vrchat.com/download/vcc)をインストールし、「Create New Project」で「Avatar」を選んでプロジェクトを作ります。プロジェクトを開いたら、タイトルバーが「PC, Mac & Linux Standalone <DX11>」で終わっているかを確かめます。
  3. 買ったunitypackageをインポートし、商品ページの案内に従ってPrefabをシーンに置きます。
  4. 「VRChat SDK」→「Show Control Panel」を開き、「Authentication」でVRChatアカウントにサインインします。「Builder」で、アバターの名前、説明、公開範囲(PublicかPrivate)、サムネイルを決め、「Validations」の警告やエラーを確認します。
  5. まず「Build & Test」で自分だけが見られるテスト用のアバターを作って確認します。問題がなければ「Build & Publish」を選びます。公開の前には、情報が正確なことと、アップロードする権利があることの確認を求められます。
  6. アップロードしたアバターは、VRChatのメインメニューの「Avatars」タブで選んで着替えます。

VRChatのアバターのアップロードには、トラストランクの「New User」以上が必要です。「Visitor」の段階でも、ローカルでのビルドとテストはできます。ランクはVRChatで過ごすうちに上がり、必要な時間はSDKに表示されます。公式は、はじめてのプロジェクトはWindowsで作るよう案内しています。

アップロードできるサイズにも上限があります。PCはダウンロードサイズが200MB、非圧縮が500MBまで、Androidはダウンロードサイズが10MB、非圧縮が40MBまでです(公式ドキュメント「Avatar Size Limits」、2024年12月10日更新)。「Build & Test」には、このサイズ制限が適用されません。

PC向けとAndroid向けの版を用意するときは、同じアバターIDの下にまとめて公開できます。公式ドキュメントの「Per-Platform Avatar Overrides」は、Androidには最適化した版、PCにはフル機能の版を割り当てる使い方を案内しています。

04改変するときの考え方

BOOTHで買ったアバターは、商品の規約が認めている範囲なら、Unityで衣装を着せたり、テクスチャを描き替えたりできます。例のページにも、2025年1月26日のv1.03で、衣装を改変する人向けの素体のPrefab(「Kirise_Naked Variant.prefab」)を加えたと書かれていました。改変の前に押さえておくことは3つです。

  • 改変してよいかは、商品の利用規約で決まります。VRChatのアップロードでも、アップロードする権利があることの確認を求められます。
  • Avatar Marketplaceで買ったアバターは、ソースファイルを受け取れません。
  • 衣装などの別売りの商品は、対応するアバターが決まっていることがあります。BOOTHの3D衣装には「【Lapwing専用】Lapin du soir」(1,200円、2026年10月23日時点)のように、アバター名が付いた商品があります。持っているアバターに対応するかを、買う前に確かめましょう。

改変の前に、元のunitypackageはコピーを取って残しておくと安心です。ショップオーナーがファイルを削除すると、BOOTHから再ダウンロードできなくなるためです。

05よくある質問

Unityがなくてもアバターを使えますか

使えます。公開されているアバターに着替える方法と、Avatar Marketplaceで買う方法があります。

買ったアバターを配信や動画で使ってよいですか

商品ごとの利用規約で決まります。例のページでは、条件は外部の規約ファイルにまとめられていました。配信や収益化の可否が分からないときは、買う前に販売者へ質問しましょう。

QuestやスマホでPC向けのアバターを使えますか

Quest単体やスマホで使うには、Android向けの版をアップロードする必要があります。公式ドキュメントの「Android Content Optimization」が、AndroidとQuestで良好に動くアバターの作り方を案内しています。PC向けに作られたアバターは、ポリゴン数などの上限が大きく違います。

無料で試す方法はありますか

公開されているアバターに着替える方法があります。Avatar Marketplaceでは、買う前に「Try it on」で試せます。自分でアップロードする場合は、「Build & Test」で自分だけが見られるテスト用のアバターを作れます。BOOTHにも、0円で配布されているVRChat想定のアバターがあります(2026年10月23日の人気順の一覧で確認)。

編集部のひとこと

ダウンロード商品は返金できないので、商品ページを最後までスクロールして、規約のリンクを開くところまでは、買う前に済ませておきましょう。

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